活動紹介
2016・2017年度運動方針に関する件



はじめに
 

 

  世界の景気は緩やかな回復傾向にあり、先行きについても緩やかな回復が続くことが期待されています。しかしながら、英国のEU離脱や米国のトランプ大統領による政策など、これまでのグローバリゼーションの流れに逆行する、保護主義政策が各国で台頭してきており、各国での政策の内容や実施時期についての不確実性による影響など、景気の下振れリスクも懸念されています。

  国内景気も回復傾向が続いており、オリンピック関連需要の本格化などを受けて、この先も緩やかな増加を続けることが予測されています。しかし、米国の好景気や円安といった外的要因への企業の依存度は高く、力強い回復を継続していくためには、格差の是正や社会保障の充実化など、将来不安を払しょくしていくことで、伸び悩んでいる個人消費を回復していかなくてはなりません。

  電通における過労自殺の労災認定を契機に、長時間労働削減に向けた社会的気運が高まっています。政府主導で開かれた「働き方改革実現会議」では、労使を含む多様な関係者による約半年の論議を経て、2017年3月に「働き方改革実行計画」が示されました。また、2017年総合労働条件改善闘争で電機産業労使は「長時間労働の是正をはじめとする働き方改革に向けた電機産業労使共同宣言」を確認しました。共同宣言は、電機産業に働くすべての労働者が安全で健康に働き、働きがいをもって能力を最大限発揮できる環境を整備し、労働の質と生産性の向上につなげ、電機産業の持続的な発展を実現するために、労使が相互に協力し取り組みを一層強化していくことの決意を示したものです。地協加盟組合の多くの労使においても、2017年闘争の協議事項として論議が交わされており、2017年度も運動の柱として取り組んでいく必要があります。

  「安倍一強」政権運営による強引な政治手法が目に余る状況になっています。このままでは、これまで培ってきた勤労者の権利が脅かされかねないため、一強多弱体制を崩していく必要があります。衆議院の解散・総選挙に備え、電機連合公認候補の「浅野さとし」氏をはじめ地協推薦候補の必勝に向け、組織の総力を結集して取り組みます。また、2017年4月の大泉町議会議員選挙では、組織内候補「佐藤ひさよし」氏の当選を果たすことができました。地協一丸となって取り組み、喜び合えた良い流れを今後にもつなげていきたいと思います。

  電機連合は、7月に開催された第65回定期大会において、既に確立している20162017年度運動方針をベースに、「働き方改革の実現に向けた取り組み」「非正規労働者の雇用の安定と処遇の改善に向けた取り組み」「付加価値の適正循環の推進」などを加えた20162017年度運動方針の補強を確認しました。

   群馬地協においては、電機連合として確認された方針を基に、加盟労組の連携をさらに深め、電機産業の発展と勤労者の生活改善に向けて、その役割を担っていきます。

2016・2017年度基本方針 〕

T.公正な労働環境の実現に向けて(生活の質的改善に向けて)

格差や貧困の拡大は、世界的な課題であり、日本も今や例外ではありません。

電機連合は2017年総合労働条件改善闘争において、「非正規労働者の雇用の安定と処遇改善に関する要請書」を経営側に手交しました。安心して働くことのできる社会を作るために、非正規労働者の権利保護や労働条件の向上は重要な取り組みであり、各加盟組合が少しでも改善できるよう取り組みます。

ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて、これまでも様々な取り組みを行ってきましたが、なかなか進んでいないのが現実です。2016年から起こっている「働き方改革」の波を実効性のある運動にして、ワーク・ライフ・バランスの実現を加速していかねばなりません。各加盟組合での運動促進のために、情報交換を積極的に行い、また、2018年総合労働条件改善闘争での労働協約交渉による条件改善につながるよう取り組んでいきます。

生活の質的改善に向けては、引き続き自主福祉活動の取り組み等を推進します。

 U.組織強化・拡大に向けて

格差是正や働き方改革など、昨今の社会的課題に対する労働組合の果たすべき役割は非常に大きいものがあります。推進の中心となる組合役員には、その心構えや知識などが必要です。あわせて、運動の理解・継続・発展のためには、次世代を担う人材の育成も重要です。研修会や各種会議を通じて人材育成を行うなど、組織強化に積極的に取り組んでいきます。
 

V.公正な社会の実現に向けた社会運動について

労働組合には、社会の発展に貢献する、住みやすい社会にするために活動するという社会的責任があります。その代表的活動が、政策・制度の取り組みです。政策・制度とその実現に向けた政治の取り組みをわかりやすく伝えていくことで、理解を深め、大きな運動にしていく必要があります。組織内議員をはじめ上部団体である連合群馬や連合議員懇談会との連携を図りながら、安心して暮らせる社会の実現を目指します。

衆議院の解散・総選挙に備え、電機連合公認候補の「浅野さとし」氏をはじめ地協推薦候補の必勝に向け、組織の総力を結集して取り組んでいきます。

W.「連合群馬」・「福祉事業団体」との連携強化に向けて

安心して暮らせる地域社会の実現に向けて、連合群馬および各地域協議会の活動に積極的に参画し、中核産別としての役割と責任を果たしていきます。また、労働者福祉協議会や労働金庫、全労済、群馬トラベルセンターなど福祉事業団体と連携し、組合員の福祉向上を図っていきます。

おわりに

群馬地協は、2017年8月で結成50年を迎えました。50年の永きにわたり地協活動を続けることができたのも、諸先輩方が努力して確立してきた運動を大切に引き継ぎながら、新たな時代の流れを活動に反映できてきているからなのだと思います。群馬地協の強みである、チームワークと参画意識の高さをより強固なものにして、新しい価値の連鎖に繋がるよう取り組みます。


具体的活動

T. 公正な労働環境の実現に向けて

U. 組織強化・組織拡大に向けて

V. 公正な社会の実現に向けた社会運動について

W. 「連合群馬」・「福祉事業団体」との連携強化に向けて